風水など。

夢枕獏陰陽師』を読んでいる。
なかなかにおもしろい。
短編集なので一話一話が短く、電車の行き帰りで一話ずつ読めてしまう。
物語の導入部は全て同じ形式で、ちょっとマンネリ感がないではないが、それもまたおもしろい、と思えるようになってきた。
季節の描写など、毎回似たような感じなのに微妙に変えてくるところが凄い。言葉を多くもっていないとできないことだ。
描写もさることながら、ストーリーがいい。
本当にそういう話が昔の書物に書かれていたのか、と思ってしまうのだけど、たぶんそうではないのだろう。
想像力が豊か過ぎる。
短編のほうが長編よりも書くのが難しいと言うけれど、それをあれだけの数、精密な文章で書き綴るのは凄いことだと思う。
獏、あなどれない。

まぁ、そんな話はいいとして。
他に流されやすく影響を受けやすい僕としては『風水ってどんなもんなの?』って思い始めるわけです。
陰陽道と風水がどう違うかなど、細かい話は抜きにして。
ああいう目に見えない力みたいなのって実際のところどうなの?って。
そう思ってしまいます。
あったほうが世の中面白いように思うし、非現実的で、ないようにも思う。まだ科学が成熟していなかった頃の人の心の隙間に生まれたものではないか、と。
ある人にはあるし、ない人にはない。そういうものなのかもしれない。
難しいところです。
まぁ、方角と色とかを研究したら結構面白いかもしれない。
カラーセラピーみたいな要素もあるんだろうか。
と、そんなことを思っている最近です。
詳しい人がいたらぜひ、教えて欲しいものです。